インド代表者からのメッセージ(プロジェクトマネージャー):
インドマイトリの会は、インドの農村地帯の不就学児童の教育支援活動を目的に有志が集まり、
1992年にNGO『インドマイトリの会』を設立しました。 マイトリとはインド語で『友愛』
『慈悲』という意味ですが、この『愛』は自分と相手が同じ立場で共有する『愛』でもあります。
昨今IT産業の発展で目覚しい国インドですが、一歩農村に足を踏み入れると昔ながらの貧困に心を痛めることとなります。集落ごとにある小学校の大半は建物らしいものはなく、子どもたちは露天か簡単な藁葺き屋根のしたで地面に座り込んで勉強しているのが普通です。しかも夏の炎天下は46度の猛暑となり、7月〜8月の雨季には、とても勉強できる環境ではありません。
インドの憲法では、無料で初等教育が受けられることになっていますが、現実には、教科書やノートなどの教材が購入できず、また、家族のため労働にかりだされて学校に通えない児童が大勢います。その上、公立の小学校は人口に比して数が少なく、篤志者によって運営されている私立の小学校がほとんどで、教科書代等で貧しい村民に一層の負担がかかっています。
この子どもたちの現状を見聞して心を痛めた有志6人が集まり、とりあえず出来ることから始めようとNGOインドマイトリの会を設立しました。まずインドUP州クシナガラ周辺の小学校を調査し、必要と思われる村の小学校に教室を建設し、机、椅子、教科書を贈ることから始めました。資金は事情を理解し賛同していただいた人々から会費として納めて頂き、また、篤志者による寄付金によって賄ってきました。以来14年を迎える現在正会員は300名、賛助会員は450名を越えています。その間に24校の校舎を贈呈し、併せて机、椅子などを整備してきました。教材等の不足も深刻で、2005年は16,854冊の教科書を約4,140人に、ノート、ペンを10,088人の児童に配りました。また、インドの冬は予想外に寒く、裸同然の子どもたち1,600人にセーターの制服を提供しました。物資提供だけでなく、インドの子どもたちと日本の支援者との交流、ボランティア希望者のスタディーツアーの実施、現地の先生たちのコミュニティー活動なども当会の大切な活動となっています。